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ダイソーのこぎり全7種を徹底比較|110円から選ぶキャンプ向きの1本

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「ダイソーでのこぎりが買えるらしいけど、ちゃんと切れるの?」「キャンプに持っていけるようなのこぎりはある?」そんな疑問を持つ方は多いはずです。結論から言えば、ダイソーのこぎりは110円〜330円で全7種類がラインナップされており、用途を間違えなければキャンプでも十分に活躍します。この記事では、ダイソーのこぎり全種類のスペック比較から、キャンプ向きの選び方、正しい使い方、市販品との実力差、メンテナンス方法まで網羅的に解説します。「とりあえず1本買ってみたいけど、どれがいいの?」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

📌 この記事でわかること

・ダイソーのこぎり全7種類の価格・スペック・用途の違い
・キャンプの場面別におすすめの1本がどれか
・110円と市販2,000円台の実力差がどこに出るか
・長持ちさせるメンテナンスと安全な使い方

目次

ダイソーのこぎりは全7種類|価格110円〜330円の用途別ラインナップ

ダイソーのこぎりは全7種類|価格110円〜330円の用途別ラインナップの解説画像

ダイソーのこぎりは、木工用からプラスチック用、金属用まで全7種類が揃っています。価格帯は110円・220円・330円の3段階で、用途ごとに明確に分かれているのが特徴です。まずは各タイプの特徴と守備範囲を整理していきます。

木工用のこぎり(220円)は刃渡り21cmのオールラウンダー

ダイソーの木工用のこぎりは、刃渡り21cmのカーボンスチール刃を搭載したストレートタイプです。価格は220円(税込)で、グリップはABS樹脂、刃カバーには塩化ビニル樹脂を採用しています。引き切り式なので、手前に引くときに木材が切れていく仕組みです。

刃渡りが21cmあるため、直径10cm程度の木材まで対応できます。DIYの板材カットからキャンプ場での薪の長さ調整まで、木を切る用途なら幅広く使える1本です。刃カバー付きなので、持ち運び時に他のギアを傷つけにくい点もメリットです。

ただし、折りたたみができないため、バックパックに入れるとかさばります。車移動のキャンプなら問題ありませんが、徒歩やバイクでのソロキャンプには向きません。また、刃が固定式のため、刃が曲がると修正が効きにくいというデメリットもあります。

折り込みのこぎり(330円)はキャンプ携帯に最適な1本

キャンプ用途で最も注目すべきは、330円の木工用折り込みのこぎりです。大小2サイズがあり、大サイズは刃渡り175mm・展開時全長約40cm・折り込み時約22.5cm・重量約212g。小サイズは刃渡り130mm・折り込み時サイズ5.7cm×2cm×18cm・重量約173gです。

素材は炭素鋼の刃にポリプロピレンとTPR(熱可塑性ラバー)のグリップ。刃のピッチが粗めに設計されているため、引っかかりが少なく初心者でもスムーズに切り進められます。折り込み式なので、刃を本体に収納すればポケットやギアボックスにそのまま放り込めます。

焚き火用の薪を「ちょっと短くしたい」「枝を払いたい」といった用途であれば、330円でも十分な働きをしてくれます。ただし、直径8cm以上の太い広葉樹の薪をガンガン切るには力不足です。あくまで「サブのこぎり」「ちょい切り用」として割り切る使い方がベストです。

🔧 ギアスペック
商品名木工用折り込みのこぎり(大)
メーカーダイソー
価格帯330円(税込)
重量約212g
サイズ全長約40cm(展開時)/約22.5cm(折り込み時)
素材・特徴刃:炭素鋼/グリップ:ポリプロピレン・TPR/刃渡り175mm/折り込み式

のこぎりカッタータイプ(110円)は塩ビ・プラスチック専用と割り切る

110円で買えるのこぎりカッタータイプは、サイズ3.7cm×3cm×16.8cmとかなりコンパクトです。素材はABS・ポリスチレン・スチールで、名前の通り「のこぎり」というよりは「のこぎり刃のカッター」に近い形状です。

用途はプラスチックや塩ビパイプなどの簡易切断に限定されます。木材を切るには刃が細すぎて力が入りにくく、まともに切り進められません。キャンプ場で使うなら、ペグの加工やプラスチック製品のカットなどピンポイントの場面に限られます。

110円という価格は魅力ですが、「のこぎり」として期待すると拍子抜けします。あくまでカッターの延長線上にある工具として、用途を限定して使うのが正解です。

金切り・引き回しのこぎりは特殊用途向け

残りの3種類は特殊用途向けです。金切りのこぎりは2タイプあり、つる掛けタイプ(220円)は刃サイズ250mm・炭素鋼刃で鉄やアルミの切断に対応します。短い弦かけタイプ(110円)も炭素鋼刃ですが、先端がぐらつきやすいため安定性に欠けます。

引き回しのこぎり(110円)は刃長約12cm・全体長約24cmで、円形や曲線のカットに特化した工具です。板材にくり抜き穴を開けるDIY用途がメインで、キャンプでの出番はほぼありません。

金切りのこぎりは、キャンプ場で折れたペグ(鉄製)を切断するなどの緊急用途には使えますが、わざわざ持っていくほどの出番はないでしょう。薄いアルミや鉄板なら切れますが、厚みのある金属やステンレスには対応できません。

ダイソーのこぎりのスペック比較表|刃渡り・素材・重量を一覧チェック

ダイソーのこぎり全7種類のスペックを一覧で比較します。「キャンプ&ナイフの教科書調べ」として、価格・刃渡り・素材・用途を整理しました。自分の用途に合った1本を見つけるための判断材料にしてください。

商品名 価格 刃渡り 刃の素材 キャンプ適性
木工用のこぎり 220円 21cm カーボンスチール
折り込み(大) 330円 17.5cm 炭素鋼
折り込み(小) 330円 13cm 炭素鋼
カッタータイプ 110円 スチール
金切り(つる掛け) 220円 25cm 炭素鋼 ×
金切り(短) 110円 炭素鋼 ×
引き回し 110円 12cm ×

木工系3種のスペック差はどこに出る?

木工系の3種類(木工用のこぎり・折り込み大・折り込み小)は、いずれもカーボンスチール系の刃を使っており、基本的な切れ味に大きな差はありません。差が出るのは刃渡りと携帯性の2点です。

刃渡り21cmの木工用のこぎりは、1ストロークで切り進められる距離が長いため、直径の大きい木材をスムーズに切断できます。一方、折り込み大(刃渡り175mm)は携帯性とのバランスが良く、折り込み小(刃渡り130mm)は最軽量の約173gでUL(ウルトラライト)志向のキャンパーに向いています。

注意点として、折り込み式は刃と柄の接合部(ピボット部分)が摩耗すると、刃がガタつくようになります。330円の製品ではこの部分の耐久性が高いとは言えないため、半年〜1年で買い替えを想定しておくのが現実的です。

金属・特殊カット系3種の守備範囲

金切りのこぎり(つる掛けタイプ・220円)は刃サイズ250mmの炭素鋼刃で、薄い鉄板やアルミパイプの切断に使えます。物干し竿やカーテンレールなど、不用品の解体にはコスパの良い選択肢です。ただし、ステンレスや厚さ3mm以上の鉄材には歯が立ちません。

短い弦かけタイプ(110円)は価格が半額ですが、先端がぐらつきやすく、切断時に刃が左右にブレます。直線を正確に切りたい場面では、220円のつる掛けタイプを選ぶ方が作業効率は上がります。

引き回しのこぎり(110円・刃長約12cm)は板材に曲線カットを入れるDIY専用です。キャンプでの用途はほぼないため、アウトドア目的で購入する必要はありません。

キャンプに持ち出すなら重量とサイズが決め手

キャンプギアの選定で重要なのは「切れ味」だけではなく、パッキング時の収まりと重量です。折り込みのこぎり大(約212g・折り込み時22.5cm)は、500mlペットボトルの半分以下の重さでポケットに入るサイズ。ソロキャンプのバックパックに入れても負担になりません。

一方、木工用のこぎり(刃渡り21cm・折りたたみ不可)は車移動のファミリーキャンプ向きです。刃カバーがあるとはいえ、ザックの中で他のギアと干渉するリスクがあります。

バイクキャンプやULハイクでグラム単位の軽量化をしているなら、折り込み小(約173g・折り込み時18cm)が選択肢に入ります。刃渡り130mmは枝払いや細い薪のカットに限られますが、「持っていける重さ」であること自体に価値があります。

キャンプで使えるダイソーのこぎりはどれ?場面別おすすめ3選

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ダイソーのこぎり7種類の中から、キャンプで実際に使える3本を場面別にピックアップします。「全部見たけど結局どれ?」という方は、自分のキャンプスタイルに合わせて選んでください。

ソロキャンプの薪カットなら折り込みのこぎり(175mm刃)一択

ソロキャンプで最もおすすめなのは、330円の木工用折り込みのこぎり(大・刃渡り175mm)です。折り込み時22.5cm・約212gというサイズ感は、ソロ用クッカーの横に滑り込ませるのにちょうどいいサイズです。

焚き火の準備で「薪がちょっと長いから短くしたい」「拾った枝を焚き付け用に切りたい」といった場面で活躍します。刃のピッチが粗めなので、乾燥した針葉樹の薪(直径5〜6cm程度)なら数十秒で切り終わります。

ただし、広葉樹の太い薪(直径8cm以上)をメインで切る用途には力不足です。キャンプ場で購入する薪は広葉樹が多いため、「太い薪はそのまま焚き火台に入れる」「細い薪と焚き付けだけ切る」という使い分けが前提になります。

ファミリーキャンプの設営補助には木工用のこぎり(220円)

車移動のファミリーキャンプでは、220円の木工用のこぎり(刃渡り21cm)が使いやすい選択肢です。刃渡りが長い分、太めの薪にも対応でき、テントやタープのポール修理(木製の即席ポールを作る場面)でも活躍します。

ABS樹脂グリップは握りやすく、子どもと一緒にDIYやクラフト体験をするときにも扱いやすい形状です。ただし、子どもに使わせる場合は必ず大人が付き添い、刃の向きと手の位置を確認してください。

デメリットは折りたためないこと。車のトランクに他の工具と一緒に入れておくなら問題ありませんが、カバーを外した状態で放置すると刃で他のギアを傷つける原因になります。使用後は必ずカバーを戻す習慣をつけましょう。

ブッシュクラフトで枝払いするなら折り込みのこぎり(130mm刃)

ブッシュクラフトで現地の枝を使ってトライポッドやポットハンガーを自作するなら、折り込みのこぎり(小・刃渡り130mm・約173g)が向いています。刃渡りは短いですが、直径3〜4cmの生木の枝を切るには十分です。

折り込み時のサイズが5.7cm×2cm×18cmと、ナイフのシースと同じくらいのサイズ感なので、ベルトポーチやカーゴパンツのポケットに入ります。ブッシュクラフトでは両手を空けておきたい場面が多いため、この携帯性は大きな利点です。

注意点として、刃渡り130mmは太い木材には対応できません。直径5cm以上の木を切りたいなら、大サイズ(刃渡り175mm)を選ぶか、ナイフのバトニングと併用する方が効率的です。

💡 キャンパーメモ

実は、ダイソーのこぎりはキャンプ用品コーナーではなく「工具コーナー」に陳列されています。店舗によっては在庫がない種類もあるため、事前にダイソーネットストアで取り扱い状況を確認してから店舗に向かうのがおすすめです。また、折り込みのこぎりは人気商品のため、店頭で見かけたら即購入が無難です。

デイキャンプ・BBQなら110円のカッタータイプでも足りる

デイキャンプやBBQで「ちょっとだけ切りたい」程度の用途なら、110円のカッタータイプでも対応できます。プラスチック製のトレーを加工したり、結束バンドをまとめて切ったりする場面では、ハサミ代わりに使えて便利です。

ただし、木材の切断能力はほぼゼロです。薪を切る用途には使えないため、焚き火をする予定があるなら折り込みのこぎりを選んでください。「焚き火はしないけど、ちょっとした工作用に1本持っておきたい」という方向けの製品です。

サイズが3.7cm×3cm×16.8cmと手のひらに収まるコンパクトさなので、救急キットや小物ポーチに入れておいても邪魔になりません。110円なので、使い捨て感覚で気軽に持ち出せるのが最大のメリットです。

ダイソーのこぎりの正しい使い方|安全に切るための基本テクニック

ダイソーのこぎりに限らず、のこぎりには「正しい使い方」があります。間違った使い方をすると、切れ味が悪くなるだけでなくケガの原因にもなります。ここではキャンプ場で安全に使うための基本テクニックを解説します。

「引いて切る」が基本|力まず刃の重さで切り進める

ダイソーの木工用のこぎりは「引き切り式」です。押すときではなく、手前に引くときに刃が木材に食い込んで切り進みます。よくある失敗は、力を入れて押し切ろうとすること。押す方向に力を入れると刃がたわんで曲がり、切断面がガタガタになります。

コツは「引くときに軽く力を入れ、押すときは力を抜いて刃を戻す」だけ。刃自体の重さに任せて、腕全体を使ってストロークするイメージです。肘を固定して手首だけで動かすと刃がブレるため、肩から腕全体を動かすように意識してください。

初めてのこぎりを使う方は、まず柔らかい針葉樹の端材で練習するのがおすすめです。キャンプ場で配布されている焚き付け用の細い木材があれば、それを使って感覚を掴んでから本番の薪カットに移りましょう。

⚠️ 安全に関する注意点

のこぎり使用時は必ず革手袋かワークグローブを着用してください。ダイソーのこぎりは刃が薄いため、素手で刃に触れると簡単に切り傷ができます。また、切断中に木材が動かないようしっかり固定し、刃の延長線上に体や足を置かないようにしましょう。キャンプ場では地面が不安定なことが多いため、平らな場所を選んで作業してください。

切り始めの溝をつける|最初の3ストロークがすべてを決める

のこぎりで切り始めるとき、いきなり大きくストロークすると刃が滑って木材の表面を傷つけるだけで切り込めません。最初の3ストロークは、刃の根元側(手元に近い部分)を使って小さく・ゆっくり引き、木材に「溝(ガイドライン)」をつけます。

この溝ができれば、あとは刃全体を使って大きくストロークしても刃がブレなくなります。溝の深さは2〜3mm程度で十分です。焦って大きく動かすと、溝がずれて斜めに切れてしまう原因になります。

薪のように丸い木材を切る場合は、切り始めの角度が重要です。木材の上面に対して約30度の角度で刃を当て、溝をつけてから徐々に角度を起こしていくと、まっすぐに切り進められます。いきなり垂直に当てると刃が跳ねるので注意してください。

薪を固定する方法|足で踏む・V字に挟む・地面に刺す

キャンプ場にはバイス(万力)がありません。薪を固定するには、いくつかの方法を場面に応じて使い分けます。最も手軽なのは「足で踏む」方法。地面に薪を置き、切断箇所より手前を足で踏んで固定します。靴底が厚いブーツだと安定感が増します。

2本の薪をV字に地面に刺し、その間に切りたい薪を挟む方法もあります。この場合、V字の薪を深めに地面に刺しておかないと、切断中にずれて危険です。地面が硬い場合はペグハンマーでV字の薪を打ち込んでおくと安定します。

切る位置は、固定点から10cm以上離すのがポイントです。固定点に近すぎると刃が固定している足や手に当たるリスクがあり、離しすぎると木材が振動して切りにくくなります。適切な距離を保つことで、安全かつ効率的に切断できます。

切り終わりの「折れ」を防ぐ支え方

木材を切り終わる直前に注意したいのが、切り離される側の木材が自重で折れて割れることです。折れると切断面がささくれ立ち、焚き火台に入れにくくなるだけでなく、木片が飛んで目に入る危険もあります。

防止策は、切り離される側の木材を空いている手で軽く支えること。ただし、刃の近くに手を置くのは危険なので、切断箇所から15cm以上離れた位置を持ちます。あるいは、薪の下に丸太やブロックを置いて、切り離されても落下しないようにする方法もあります。

折り込みのこぎりの場合、刃渡りが短いぶん切り終わりの制御がしやすいのはメリットです。刃渡り21cmの木工用のこぎりでは最後のストロークが大きくなりやすいため、終盤は意識的にストロークを小さくしてゆっくり切り終えましょう。

ダイソーのこぎりで失敗しないための注意点と弱点

330円で買えるダイソーのこぎりは価格以上の働きをしてくれますが、当然ながら弱点もあります。事前に知っておけば回避できる失敗パターンを、具体的な原因と対策をセットで紹介します。

刃が薄いから無理に力を入れると曲がる

ダイソーのこぎりの刃は、市販の中〜上位モデルと比べて薄く、剛性が低めです。乾燥した針葉樹の薪程度なら問題なく切れますが、硬い広葉樹(ナラ・カシなど)を無理に切ろうとすると、刃が左右にたわんで曲がることがあります。

一度曲がった刃は元に戻りません。切断面が斜めになるだけでなく、刃が折れて破片が飛ぶ危険もあります。「切り進むのが重い」と感じたら、力を入れるのではなく、切る角度を変えるか、その木材を切るのを諦めるのが安全です。

対策として、ダイソーのこぎりで切る木材の目安は「直径6cm以下の針葉樹」または「直径4cm以下の広葉樹」に留めておくのが無難です。それ以上の太さの薪を頻繁に切るなら、市販の中級モデル(1,500円〜)への買い替えを検討してください。

メリットデメリット
110円〜330円の圧倒的コスパ
折り込み式は約212gで携帯しやすい
粗めのピッチで初心者でも切りやすい
壊れても330円で買い替えできる気軽さ
刃カバー付きモデルは安全に持ち運べる
刃が薄く硬い木材で曲がりやすい
替え刃がなく切れなくなったら買い替え
太い広葉樹の薪には力不足
ピボット部分の耐久性が低い
生木や湿った薪でヤニ詰まりしやすい

生木・湿った薪はヤニで切れ味が一気に落ちる

キャンプ場で拾った生木や、雨に濡れた薪を切ろうとすると、木のヤニ(樹脂)が刃に付着して切れ味が急激に低下します。これはダイソーのこぎりに限った話ではありませんが、刃のコーティングが薄い低価格品ほど影響を受けやすい傾向があります。

ヤニが付いた状態で無理に切り続けると、摩擦熱で刃が変色し、さらにヤニが焼き付いて取れなくなります。切っている途中で「急に重くなった」「刃が滑る」と感じたら、一度作業を止めてヤニを除去してください。

応急処置として、キャンプ場ではウェットティッシュや食器用洗剤を含ませた布で刃を拭くだけでもかなり回復します。帰宅後には、ヤニ取りクリーナー(ホームセンターで300円〜500円程度)を使って丁寧に除去するのがベストです。

替え刃が手に入らない|切れなくなったら買い替え前提

市販の折り込みのこぎり(シルキー ゴムボーイやサムライ 騎士など)は替え刃が別売りされており、刃だけ交換すれば本体を長く使い続けられます。一方、ダイソーのこぎりには替え刃の設定がありません。刃が摩耗したら、本体ごと買い替える必要があります。

これをデメリットと見るか、メリットと見るかは考え方次第です。330円で本体ごと新品に交換できると考えれば、替え刃を探す手間も、交換作業の手間も不要。「切れなくなったら新品を買えばいい」という割り切りができるなら、むしろ合理的です。

使用頻度にもよりますが、月1〜2回のキャンプで焚き付け用の薪を切る程度なら、半年〜1年は切れ味が持ちます。年間コストで考えると330円〜660円で済むため、替え刃代(500円〜1,000円程度)と比べても大差はありません。

銃刀法には該当しないが車載時は注意が必要

のこぎりは銃刀法の規制対象である「刀剣類」には該当しません。刃渡りに関わらず、所持・携帯に許可は不要です。ただし、軽犯罪法では「正当な理由なく刃物を携帯すること」が禁止されており、のこぎりもこの対象に含まれます。

キャンプや登山、DIY作業などの明確な目的があれば「正当な理由」に該当するため、問題ありません。ただし、キャンプ帰りにそのまま車に積みっぱなしにしていると、職務質問で指摘される可能性がゼロではありません。

対策は、キャンプ後に車から降ろして自宅で保管すること。車内に常備する場合は、工具箱に入れて「DIY・アウトドア用の工具」として整理しておくと、万が一の際にも正当な理由を説明しやすくなります。

ダイソーのこぎりと市販品を比較|価格差10倍でも選ぶ価値はあるか

「ダイソーのこぎりで十分なのか、それとも市販品を買うべきか」は多くのキャンパーが迷うポイントです。ここでは代表的な市販品と比較し、価格差がどこに出るのかを具体的に見ていきます。

シルキー ゴムボーイとの切れ味差は歴然

キャンプ用のこぎりの定番であるシルキー ゴムボーイ(約2,000円〜3,000円)は、刃に「未来目」と呼ばれる特殊な目立てを施しており、引くだけでサクサク切れる切れ味が特徴です。同じ太さの薪を切った場合、ストローク回数はダイソーの半分以下で済みます。

この差が大きく出るのは、太い薪を何本も切る場面です。1〜2本の薪を短くする程度ならダイソーでも問題ありませんが、焚き火用に10本以上の薪を切り揃える作業では、切れ味の差が疲労の差に直結します。

一方で、シルキー ゴムボーイは切れ味が良い分、刃が鋭くケガのリスクも上がります。のこぎり初心者がいきなり高切れ味のモデルを使うよりも、まずダイソーで「のこぎりの使い方」を覚えてからステップアップする方が安全です。

比較項目 ダイソー折り込み シルキー ゴムボーイ サムライ 騎士
価格 330円 約2,000〜3,000円 約2,500〜3,500円
刃渡り 175mm 210〜270mm 210〜300mm
替え刃 なし あり(約800円〜) あり(約900円〜)
切れ味の持続
初心者の扱いやすさ

刃の耐久性は価格なりだが「消耗品」と割り切れる

市販品との最大の差は「刃の耐久性」です。シルキーやサムライの刃は特殊鋼で焼き入れ処理が施されており、数年単位で切れ味が持続します。ダイソーの炭素鋼刃は焼き入れの精度が異なるため、摩耗が早く、半年〜1年で切れ味の低下を感じ始めます。

しかし、ここで思い出してほしいのがダイソーのこぎりの価格です。330円の製品を1年で買い替えても、3年で990円。市販品の本体価格(2,000円〜3,500円)には届きません。「長く使える1本」を求めるなら市販品、「気軽に使い倒せる1本」を求めるならダイソー、という棲み分けです。

キャンプ初心者で「のこぎりが本当に必要かどうかわからない」段階なら、まずダイソーの330円で試してみるのが合理的です。実際に使ってみて「もっと切れ味が欲しい」「太い薪を切りたい」と感じたら、そのときに市販品へステップアップすれば無駄がありません。

予算別で選ぶ|3,000円以下・5,000円・1万円クラスの使い分け

予算別に最適なのこぎりの選び方を整理します。3,000円以下ならダイソーの折り込みのこぎり(330円)が最有力候補です。通販で類似品を買うと約1,500円程度するため、ダイソーの価格優位性は圧倒的です。初心者が「まず1本持っておく」には最適な価格帯です。

5,000円クラスになると、シルキー ゴムボーイ(約2,000〜3,000円)やサムライ 騎士(約2,500〜3,500円)が選べます。替え刃交換で長期間使え、切れ味も段違いです。月2回以上キャンプに行く中級者なら、この価格帯に投資する価値があります。

1万円クラスではシルキーのビッグボーイやバーコのラプランダーなど、プロ仕様の製品が手に入ります。ブッシュクラフトに本格的に取り組む方や、直径15cm以上の丸太を頻繁に切る方向けです。キャンプで焚き火用の薪を切る程度なら、ここまでの投資は不要でしょう。

ダイソーのこぎりを長持ちさせるメンテナンス・保管方法

330円の使い捨て価格とはいえ、ちょっとしたメンテナンスをするだけでダイソーのこぎりの寿命は2倍以上に伸びます。帰宅後5分でできる手入れ方法と、保管時のポイントを紹介します。

使用後はヤニ取りクリーナーか中性洗剤で刃を拭く

キャンプから帰ったら、まず刃に付着した木屑とヤニを取り除きます。ホームセンターで売っているヤニ取りクリーナー(300円〜500円程度)を刃にスプレーし、古い歯ブラシで刃の溝に沿ってこすると、ヤニがきれいに落ちます。

ヤニ取りクリーナーが手元にない場合は、台所用の中性洗剤でも代用できます。洗剤を含ませたスポンジで刃を挟むように拭き、水で流してからしっかり水気を拭き取ります。刃の溝に水が残るとサビの原因になるため、拭き取り後にドライヤーで乾燥させると確実です。

キャンプ場での応急処置としては、ウェットティッシュで刃の両面を拭くだけでも効果があります。ヤニが乾いて固まる前に拭き取ることが重要なので、作業が終わったらすぐに手入れする習慣をつけましょう。

刃に薄く防錆オイルを塗って保管する

ダイソーのこぎりの刃は炭素鋼(カーボンスチール)製のため、ステンレス刃に比べてサビに弱い特性があります。ヤニと汚れを落としたあと、刃に薄く防錆オイルを塗っておくと、次回使うまでサビの発生を防げます。

防錆オイルは専用品でなくても、椿油やミシン油で十分です。刃全体にオイルを数滴垂らし、ティッシュやキッチンペーパーで薄く伸ばします。べったり塗る必要はなく、刃の表面が薄く光る程度で十分な防錆効果があります。

保管場所は、湿気の少ない屋内が理想です。ガレージや物置は湿度が上がりやすいため、除湿剤を一緒に入れた工具箱に保管するか、ジップロックに乾燥剤と一緒に入れておくとサビを防げます。

Q. ダイソーのこぎりはキャンプに持っていく価値がある?
A. 焚き火用の薪を短くしたり、拾った枝を焚き付け用に切ったりする用途であれば、330円の折り込みのこぎりで十分です。約212gと軽量で折りたためるため、荷物の負担もほぼありません。「のこぎりがあればよかった」と後悔する場面は意外と多いので、まず1本持っていくことをおすすめします。太い薪を大量に切る予定がある場合は、市販の中級モデル(2,000円〜3,000円)への買い替えを検討してください。

収納時は刃カバー必須|他のギアを傷つけない工夫

木工用のこぎり(220円)には塩化ビニル樹脂の刃カバーが付属していますが、折り込みのこぎりにはカバーがありません(刃を折り込むことでカバー代わりになります)。折り込みのこぎりを収納する際は、刃が完全にグリップ内に収まっていることを確認してください。

ギアボックスの中で他の道具と一緒に入れる場合は、100均で売っているペンケースや布製のツールロールに入れておくと、他のギアへの干渉を防げます。ダイソーでは110円のメッシュポーチやファスナー付きケースも売っているため、のこぎりと一緒に買っておくと便利です。

車内に工具箱を常備している方は、のこぎり専用のスペースを確保しておくと出し入れがスムーズです。他の工具と重ねて入れると刃が欠けたり、他の工具に傷がついたりするため、仕切りやタオルで区切って収納しましょう。

まとめ|ダイソーのこぎりは「まず1本試す」が正解

ダイソーのこぎりは全7種類、110円〜330円というワンコイン以下の価格帯ながら、用途を選べばキャンプでも十分に使える実力を持っています。キャンプ用途で迷ったら、まずは330円の木工用折り込みのこぎり(大・刃渡り175mm)を1本買ってみるのがおすすめです。約212gの軽量ボディは荷物の邪魔にならず、焚き火の薪カットや枝払いで「ちょっとのこぎりがあれば」という場面を確実にカバーしてくれます。

この記事のポイントを整理します。

  • ダイソーのこぎりは全7種類。木工用・折り込み・カッタータイプ・金切り・引き回しと用途別に揃う
  • キャンプにおすすめは330円の折り込みのこぎり(大)。刃渡り175mm・約212g・折り込み時22.5cmで携帯性が高い
  • 引き切り式なので「引くときに力を入れ、押すときは力を抜く」が正しい使い方
  • 太い広葉樹(直径8cm以上)には力不足。「サブのこぎり」「ちょい切り用」と割り切る
  • 替え刃はないが、330円で本体ごと買い替えられるのでランニングコストは低い
  • 使用後はヤニを落とし、防錆オイルを薄く塗って保管すれば寿命が伸びる
  • 市販品(シルキー ゴムボーイ等)との切れ味差は歴然だが、初心者の「お試し1本目」としてはダイソーが最適

「のこぎりが必要かどうかわからない」という段階でも、330円なら気軽に試せます。次のキャンプで1本持っていって、焚き火の準備に使ってみてください。「あると便利」が「ないと困る」に変わったら、そのときに市販品へのステップアップを考えれば十分です。

※商品の価格・仕様は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

モーラナイフをはじめとしたキャンプナイフ・刃物と、焚き火・テント・タープ・ソロキャンプ・100均ギアまで、キャンプ道具全般を初心者にもわかりやすく解説するアウトドア情報メディアです。

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