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「キャンプ用のランタンやライトって、100均で済ませても大丈夫?」「ダイソーとキャンドゥ、どっちの何を買えばいいの?」――ギアをそろえ始めたころ、灯りの予算でつまずく人は少なくありません。有名ブランドのLEDランタンは1台で数千円することも多く、まずは手頃なところから試したいのが本音ですよね。
先に結論をお伝えすると、100均のランタン・ライトは「メイン照明1台+手元ライト1本+ヘッドライト1本」の組み合わせにすれば、ソロキャンプの夜は十分に回せます。とくにダイソーの充電式COBライトは、オーム電機製で公式に「ブースターモードで250ルーメン」「500ルーメン」とスペックが公開されていて、数字で選べるのが強みです。一方で、乾電池式の置き型ランタンは25lmクラスの「雰囲気灯」も混ざっていて、選び方を間違えると「暗くて何も見えない」という夜になります。
この記事では、ダイソーとキャンドゥの公式通販ページとメーカー公式サイトで確認できたスペックだけを使い、置き型ランタン・COBライト・ヘッドライトを比較します。失敗しやすいポイントや、キャンプスタイル別の組み合わせ方まで、焚き火を囲んで話すような感覚でまとめました。
・100均ランタンとライトの明るさ・電源・防水性能の違い
・テント内用、手元用、ヘッドライトそれぞれのおすすめモデル
・100均の灯りでやりがちな失敗パターンと対策
・ソロ・ファミリー・防災兼用など、スタイル別の組み合わせ方
100均のランタンとライト、キャンプの夜にどこまで頼れる?

答えは「役割を分ければ十分戦力になる」
100均の灯りは、1台で全部をまかなおうとすると物足りませんが、役割を分けて複数持てば十分に戦力になります。キャンプの夜に必要な灯りは、大きく分けて「サイト全体やテント内をぼんやり照らすメイン照明」「調理や道具探しをする手元のライト」「両手が空く移動用のヘッドライト」の3つです。ブランド品の大型ランタンは1台でメイン照明を担えますが、100均の場合はこの3役を別々の製品で埋めるのが現実的です。
根拠はスペックの幅にあります。ダイソーの「LEDランタン ノスタ」は公式表記で25lm、Threeppyブランドの「調光機能付ランタン」は最大約160lm、そして「充電式COBライト」の上位モデルはブースターモードで500ルーメンと、同じ100均の売り場でも明るさが20倍もの開きがあります。つまり「100均のランタンは暗い」という評価は半分正解で半分間違い。製品によってまったく別物なのです。
たとえばソロキャンプなら、テーブルに置く雰囲気灯にノスタ、調理の手元にCOBライト、夜中のトイレにヘッドライト、という分担が組めます。どれも数百円の範囲で収まるので、まずは灯りの「役割分担」を体験してみるのに向いています。
注意したいのは、100均の灯りは連続点灯時間が短めな点と、多くが非防水か防雨形止まりである点です。夜通し点けっぱなしにする使い方や、雨ざらしの場所への設置は想定されていません。この弱点を知ったうえで使い分けるのが前提になります。
ルーメン表記がある製品を選ぶと失敗が減る
100均で灯りを選ぶなら、まず「パッケージや公式ページに明るさの数値が書いてあるか」を見てください。数値がある製品は、ほかのランタンと比べて実力を判断できるからです。逆に「明るい!」「広範囲!」とだけ書かれた製品は、店頭で点けてみないと実力がわかりません。
今回調べた中で明るさの数値が公式に出ていたのは、ダイソーの充電式COBライト(ブースターモードで250ルーメン/500ルーメン)、COBヘッドライト(ブースターモードで300ルーメン)、充電式COBストラップライトプロ(2つのLED同時点灯で約450ルーメン)、調光機能付ランタン(最大約160lm)、LEDランタン ノスタ(25lm)です。500ルーメンモデルはメーカーのオーム電機公式ページで、強400ルーメン・弱210ルーメンとモード別の数値と点灯時間まで公開されています。
キャンプでの目安としては、テーブルの上で料理をするなら100ルーメン以上あると手元の作業が楽になります。25lmのランタンは手元作業には暗いですが、就寝前のテント内で常夜灯にするなら眩しすぎずちょうどいい明るさです。数値を知っていれば、この「用途に合う明るさ」を最初から選べます。
ただし、ルーメンは光源が出す光の総量なので、照らしたい場所に光が届くかどうかは配光次第です。同じ250ルーメンでも、狭く照らすライトと広く照らすCOBでは体感がまったく違います。数値は「比較の入り口」として使い、配光の特性もあわせて見てください。
乾電池式と充電式、キャンプ向きはどっち?
キャンプ中心で使うなら、明るさ重視の手元ライトは充電式、置きっぱなしのランタンは乾電池式、と分けるのがおすすめです。どちらか一方に統一するより、電源の弱点を補い合えるからです。
充電式のダイソー充電式COBライト(250ルーメン)は、リチウムポリマーバッテリー3.7V 200mAh内蔵で、満充電まで約1.2時間。500ルーメンモデルは300mAhで約1時間です。電池を買い足す必要がなく、モバイルバッテリーから補充できるのが利点です。一方で、500ルーメンモデルのブースターモードは0.7時間しか持たないため、長時間の点灯には向きません。
乾電池式のLEDランタン ノスタは単4形乾電池3本で連続点灯時間が約8時間。電池さえ予備を持っていれば、その場で交換して点け直せます。2泊以上のキャンプや、電源のないフリーサイトでは、この「交換すれば即復活」が安心材料になります。
デメリットとして、充電式は満充電にしておかないと現地で使えず、乾電池式は電池代がかかるうえ、ノスタやマルチランタンSのように電池が別売の製品がほとんどです。購入時に電池の種類(単3か単4か)を確認し、家にある電池と合わせておくと、出発前の買い忘れが防げます。
意外と知られていないけれど、サイト全体を明るくしすぎると、虫が集まりやすくなったり、星空や焚き火の炎が見えにくくなったりします。メイン照明は控えめにして、明るさが必要な手元だけをCOBライトでピンポイントに照らすほうが、夜の雰囲気も作業性も両立できます。25lmのノスタのような「暗いランタン」は、欠点ではなく使いどころの問題です。
明るさ・電源・防水を一覧で比べると何が見える?
12モデルのスペックを並べてわかった3つの傾向
ダイソーとキャンドゥの公式通販ページ、メーカーのオーム電機公式サイトで確認できたスペックを1つの表にまとめました。並べてみると、「明るさの数値を公開しているのは充電式が中心」「乾電池式は電池別売が基本」「防水性能は防雨形のIPX3止まり」という3つの傾向がはっきり見えてきます。
| 製品名 | 価格(税込) | 明るさ | 電源 | 防水 |
|---|---|---|---|---|
| ダイソー LEDランタン ノスタ | 220円 | 25lm | 単4×3本 | 非防水 |
| ダイソー マルチランタンS | 330円 | 表記なし | 単4×3本 | 表記なし |
| ダイソー 調光機能付ランタン | 550円 | 最大約160lm | 単3×3本 | 表記なし |
| キャンドゥ 6LEDランタンライト | 330円 | 表記なし | 単3×3本 | 表記なし |
| キャンドゥ 持ち手付き2WAYCOBライト | 440円 | 表記なし | 単三×3本 | 表記なし |
| キャンドゥ 2WAY LED懐中電灯ミニ | 110円 | 表記なし | 単3×1本 | 防水機能なし |
| ダイソー 充電式COBライト(250ルーメン) | 330円 | 250ルーメン | 充電式200mAh | IPX3 |
| ダイソー 充電式COBライト(500ルーメン) | 550円 | 500ルーメン | 充電式300mAh | IPX3 |
| ダイソー 充電式COBストラップライトプロ | 550円 | 約450ルーメン | 充電式 | 表記なし |
| キャンドゥ 充電式アルミCOBライト | 770円 | 表記なし | 充電式 | 表記なし |
| ダイソー COBヘッドライト | 330円 | 300ルーメン | 充電式200mAh | IPX3 |
| キャンドゥ COB型LEDヘッドライト | 110円 | 表記なし | 単4×3本 | 表記なし |

※キャンプ&ナイフの教科書調べ。ダイソーネットストア、キャンドゥ公式ネットショップ、オーム電機公式サイトの掲載情報をもとに作成。明るさは最大モード時の公式表記。
この表から読み取れるのは、明るさを数値で比べられるのはダイソーの充電式シリーズが中心で、キャンドゥの製品は公式ページに明るさの表記がないものが多いということです。キャンドゥの製品が暗いという意味ではなく、店頭で点灯確認をして選ぶ前提の商品だと考えてください。
使いどころとしては、数値で選びたい人はダイソーの充電式、デザインや持ち手の形で選びたい人はキャンドゥ、という分け方ができます。ノスタのように価格が220円と手頃なモデルは、サブの雰囲気灯として気軽に追加しやすい位置づけです。
注意点として、表の「表記なし」は防水性能がないことを示すわけではありませんが、公式に防水がうたわれていない以上、雨や結露のかかる場所では使わないのが無難です。ここに載せた価格は2026年10月時点の公式通販ページの表示で、店頭の取り扱い状況は店舗ごとに異なります。
価格帯ごとに「できること」が変わる
価格で見ると、110円の製品は「とりあえず照らせる予備灯」、330円の製品は「キャンプで実用になるライン」、550円以上の製品は「明るさか機能に明確な強みがあるモデル」という段差があります。予算を決めるときは、この段差を意識すると選びやすくなります。
たとえばキャンドゥの2WAY LED懐中電灯ミニは110円で、懐中電灯部のLED1発とランタン部のLED4発を切り替えられる構造です。単3型電池1本で動くので、防災袋やキャンプのギアボックスに予備として1本入れておくには向いています。一方で、ダイソーの充電式COBライト(250ルーメン)は330円でブースター250ルーメン、マグネットやカラビナも付いていて、キャンプのメインの手元ライトとして使える実力があります。
550円クラスになると、ダイソーの充電式COBライト(500ルーメン)や調光機能付ランタン、センサー付きLEDヘッドライトのように「明るさ」「調光」「センサー」といった付加価値がはっきりしてきます。ファミリーキャンプでサイトを広く照らしたいなら、このクラスから選ぶと満足度が上がります。
デメリットとして、価格が上がるほど「100均の手軽さ」は薄れます。770円のキャンドゥ充電式アルミCOBライトのように、価格だけ見ると小型のブランド品に近づく製品もあります。買う前に、自分が欲しいのは明るさなのか、手軽さなのか、優先順位をはっきりさせておくのがおすすめです。
防水性能は「IPX3=雨に当たってもいい」ではない
今回の比較で防水性能が公式に示されていたのは、オーム電機製の充電式COBライト2機種とCOBヘッドライトで、いずれもIPX3(防雨形)でした。ここで勘違いしやすいのが「IPX3なら雨の中で使える」という思い込みです。
IPX3は、メーカーの表記では「防雨形」に分類される保護等級です。ダイソーのソーラーランタン(2way)の公式ページでも、IPX3(JIS防雨形)について「完全防水ではありません」と明記されています。つまり、多少の雨がかかっても直ちに壊れにくいという意味で、水たまりに落としたり、土砂降りの中で長時間使ったりする想定ではありません。
キャンプでの使い方としては、タープの下やテントの前室に吊るす、夜露が付く程度の屋外テーブルで使う、といった場面ならIPX3の製品が安心です。ノスタのように「非防水」と明記されたランタンは、テント内や車内など雨のかからない場所専用と割り切りましょう。
注意点として、防水性能があってもUSB端子のカバーが開いていると水が入りやすくなります。充電後は端子周りの状態を確認し、濡れた場合はすぐに乾いた布で拭いて、しっかり乾かしてから充電するようにしてください。
テントの中を照らす置き型ランタンはどれを選ぶ?

雰囲気重視なら220円のLEDランタン ノスタ
テント内の常夜灯やテーブルの雰囲気灯がほしいなら、ダイソーのLEDランタン ノスタが手頃な選択肢です。価格は220円で、公式表記の明るさは25lm、単4形乾電池3本で連続点灯時間は約8時間。レトロなランタン型のデザインで、カラーはベージュと黒の2色展開です。
| 商品名 | LEDランタン ノスタ |
| メーカー | ダイソー(DAISO) |
| 価格帯 | 220円(税込) |
| 明るさ・点灯時間 | 25lm/約8時間 |
| サイズ | 8.4cm×8.4cm×12.4cm |
| 素材・特徴 | ABS樹脂/単4形乾電池3本(別売)/フック付き/非防水 |
25lmという数値は、手元で料理をするには足りませんが、寝る前にテントの中でシュラフを広げる、荷物の位置をなんとなく確認する、といった用途にはちょうどいい明るさです。フックが付いているので、テントの天井ループに吊るせば、狭いソロテントの中を柔らかく照らせます。
使う場面としては、ソロキャンプのテント内、ファミリーキャンプで子どもが寝たあとの常夜灯、車中泊の車内灯などが合います。ブランドのランタンの横に置いて、テーブルの飾り灯として使うのも楽しいですね。
デメリットは、明るさが控えめなことと、公式に非防水と明記されている点です。屋外のテーブルに出しっぱなしにすると夜露で濡れる可能性があるので、テント内での使用を基本にしてください。電池は別売なので、購入時に単4形を3本そろえておきましょう。
SOS点滅つきのマルチランタンSは防災兼用向き
キャンプと防災の両方で使いたいなら、ダイソーのマルチランタンS(330円)が候補になります。点灯パターンは強点灯→弱点灯→点滅→OFFの切り替えに加えて、スイッチ長押しでSOSモールス信号のパターンで点滅する機能があります。
本体サイズは7cm×4.5cm×7cmとコンパクトで、ABS樹脂とポリプロピレンの本体に、単4乾電池3本(別売)で動きます。明るさの数値は公式ページに記載がないため、ノスタや調光機能付ランタンと数字で比較することはできませんが、強・弱の2段階で明るさを切り替えられるのは、テント内で使うときに便利です。
使う場面としては、キャンプのサブランタン兼、家の防災袋に入れておく非常用ライトという二刀流が向いています。SOS点滅は、キャンプ場で家族とはぐれたときの合図としてより、災害時の救助要請を想定した機能と考えたほうがよいでしょう。サイズが小さいので、バックパックの雨蓋に入れておいても邪魔になりません。
注意点は、明るさの公称値がないため、サイト全体を照らすメイン照明としての実力は店頭で点灯確認しないと判断できないことです。また、防災用として長期保管する場合は、液漏れを防ぐために電池を抜いておき、電池とセットで保管するようにしてください。
550円の調光機能付ランタンは「100均のメイン照明」候補
100均でテーブル全体を照らすメイン照明を探しているなら、ダイソーグループの「Threeppy(スリーピー)」ブランドの調光機能付ランタン(550円)が有力候補です。全光束は最大約160lmで、今回調べた乾電池式の置き型ランタンの中では、公式に数値が出ているモデルで最も明るい部類です。
サイズは10cm×10cm×25cmと、ここまで紹介したランタンより一回り大きく、スチール製の取手が付いています。調光可能なダイヤル付きなので、料理中は明るく、食後は暗めにと、場面に合わせて明るさを変えられるのが強みです。単3乾電池3本(別売)で動きます。
ファミリーキャンプのテーブルや、ソロキャンプでタープ下のメイン照明にするなら、このくらいの明るさがあると手元が見やすくなります。ダイヤル式なので、暗闇の中でも手探りで明るさを調整しやすいのもポイントです。
デメリットは連続点灯時間です。公式表記では最大発光時の連続点灯時間が2時間となっており、最大の明るさで夕食から就寝まで点けっぱなしにすると、途中で電池交換が必要になる可能性があります。予備の単3乾電池を3本持っていくか、普段は明るさを絞って使うのが現実的な運用です。
キャンドゥは「引き出して点灯」と「持ち手付き」で選ぶ
キャンドゥで置き型ランタンを選ぶなら、6LEDランタンライト(330円)と持ち手付き2WAYCOBライト(440円)の2つが軸になります。どちらも明るさの数値は公式ページにありませんが、構造に特徴があります。
6LEDランタンライトは折りたたみ式で、ライト部分を引き出すと点灯する仕組みです。サイズは直径8.5cm×高さ12.5cm、単3×3本(別売)で、材質はABS・PS・スチール。フック掛けも可能で、公式ページでもキャンプや災害時での利用がうたわれています。スイッチを探さなくても「引き出すだけ」で点くので、暗い中でも操作に迷いません。
持ち手付き2WAYCOBライトは幅11.4cm×高さ11.4cm×奥行4.3cm、重量は約97gで、単三電池3本(別売)を使うABS樹脂製の2WAYランタンです。持ち手があるので、夜にサイトの中を移動するとき手提げで使いやすいのが利点です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 引き出すだけ・持ち手付きなど操作が直感的 公式通販でJANコードと仕様を確認できる 単3電池で動くので電池を入手しやすい | 明るさの公称値がなく数値で比較できない 防水性能の表記がない 電池が別売で、ランニングコストがかかる |
注意点として、どちらも明るさが公表されていないため、メイン照明として使えるかは店頭で点灯確認をしてから判断してください。キャンドゥ公式ネットショップは送料が一律770円(税込)なので、ライト1つだけを通販で買うと割高になります。店舗で買うか、ほかの商品とまとめて注文するのが賢い買い方です。
手元と足元を照らすCOBライトは何が違う?
330円の充電式COBライトは100均ライトの基準になる1本
100均でキャンプ用の手元ライトを1本だけ選ぶなら、ダイソーの充電式COBライト(250ルーメン・330円)が基準になる1本です。COBは面で光るLEDのことで、点で光るLEDより光が広く拡散するため、手元や足元をムラなく照らせます。
| 商品名 | 充電式COBライト(品番08-1527) |
| メーカー | オーム電機(ダイソーで販売) |
| 価格帯 | 330円(税込) |
| 重量 | 約30g |
| サイズ | 4.5cm×6.1cm×2.1cm |
| 素材・特徴 | ブースター250ルーメン/3.7V 200mAh内蔵/充電約1.2時間/IPX3/カラビナ・マグネット・三脚穴 |
メーカーのオーム電機公式ページによると、本体質量は約30g、充放電は約500回可能。スイッチを押すとHigh→Low→点滅→消灯の順に切り替わり、どの段階でも長押し約2秒でブースターモードになります。背面のマグネットで焚き火台やバーナーの金属部、車のボディに貼り付けられ、カラビナでランタンハンガーやテントのループにも吊るせます。
使う場面は、調理中のまな板の上を照らす、テント内でギアを探す、夜のトイレへの往復で足元を照らすなど、とにかく「近くを広く」照らす場面全般です。底面の三脚穴にミニ三脚を付ければ、テーブルの上で角度を付けて置くこともできます。
注意点として、充電ケーブルは別売で、USB Type-Cケーブルを自分で用意する必要があります。また、オーム電機公式サイトではこのシリーズのブラウン(08-1634)とグリーン(08-1635)が販売終了と表示されており、カラーは時期によって入れ替わります。色にこだわるより、見つけたときに買っておくくらいの気持ちでいるのがよさそうです。
550円の500ルーメンモデルは「明るさの持続時間」で選ぶ
もっと明るさが欲しい人には、同じシリーズの充電式COBライト(500ルーメン・550円)があります。外形は4.5cm×6.1cm×2.1cmと330円モデルと同じサイズのまま、ブースターモードで500ルーメンを出せる上位モデルです。
このモデルが優れているのは、メーカーのオーム電機公式ページでモード別の明るさと連続点灯時間が公開されている点です。ブースター500ルーメンで0.7時間、強400ルーメンで1.8時間、弱210ルーメンで4.3時間、点滅で4時間。バッテリーは3.7V 300mAhで、充電時間は約1時間、本体質量は約31gです。
この数値から考えると、キャンプでの実用的な使い方は「普段は弱210ルーメンで使い、暗い場所を探すときだけブースターにする」という運用です。弱でも210ルーメンあるので、ソロのテーブルなら手元作業には十分。夕食の準備から片付けまでの数時間なら、弱モードで乗り切れる計算です。
デメリットは、ブースターモードの0.7時間という短さです。「500ルーメンで一晩中サイトを照らす」使い方はできません。夜通し点けておく灯りは乾電池式ランタンに任せ、このライトは「必要なときだけ明るく」使う道具と割り切るのがコツです。
ストラップライトプロとアルミCOBライトは用途を選ぶ
同じCOBライトでも、ダイソーの充電式COBストラップライトプロ(550円)とキャンドゥの充電式アルミCOBライト(770円)は、少し用途が違う製品です。前者は「集光と散光の切り替え」、後者は「アルミボディと付属品」が持ち味です。
充電式COBストラップライトプロは、サイズが4.4cm×3.5cm×4.4cmで、LEDの集光とCOBの散光という2つの光源を持っています。2つのLEDを同時に点灯すると約450ルーメン。点灯モードはPOWER点灯→COB強→COB弱→COB+POWER→消灯の順で、遠くを照らしたいときは集光、手元を広く照らしたいときは散光と切り替えられます。自転車のハンドルに装着できるストラップや、クリップも付いています。
キャンドゥの充電式アルミCOBライトは、横4.5cm×縦6.1cm×奥2.1cmで、ダイソーの充電式COBライトと同じ外形サイズ。ボディにアルミを使い、栓抜き・マグネット・カラビナを備え、Type-Cケーブルが付属します。長押し約2秒でブースターモードになる操作も共通です。ケーブルを持っていない人には、最初から付属しているのが助かるポイントです。
注意点として、ストラップライトプロは公式ページに防水性能の表記がなく、アルミCOBライトは明るさの数値が公開されていません。夜道の移動で遠くまで照らしたいならストラップライトプロ、ケーブル込みで1本買いたいならアルミCOBライト、と目的で選んでください。
夜のトイレと設営を助けるヘッドライトはどれ?

330円のCOBヘッドライトは「首にかけても使える」万能型
100均で最初に買うヘッドライトとしては、ダイソーのCOBヘッドライト(330円)が扱いやすい1本です。メーカーのオーム電機公式ページによると、ブースターモードで300ルーメン、本体質量は約32g、保護等級はIPX3(防雨形)です。
COB光源なので照射範囲が広く、角度は180°まで調整できます。バンドの長さを調節すればネックライトとして首にかけて使え、スタンドライトのように置いて使うこともできる3通りの使い方が特徴です。バッテリーは3.7V 200mAh内蔵で、充電時間は約1時間。スイッチを押すとHigh→Low→点滅→消灯の順に切り替わり、長押し約3秒でブースターモードになります。
使う場面は、日没後のテント設営やペグ打ち、夜中のトイレ、焚き火の薪をくべるときなど、両手を使いたい場面全般です。ネックライトにすると、顔を向けた先ではなく胸元から下を照らすので、調理中に一緒にいる人を眩しくさせにくいのも利点です。
注意点は、本体に充電用のUSB-C端子があるため、使用後は満充電にして保管することと、定期的な点灯確認が公式で推奨されている点です。長期間放置すると、いざというときに点かないことがあります。キャンプの前日に充電する習慣をつけておきましょう。
550円のセンサー付きヘッドライトは手が汚れる作業向き
料理や焚き火で手が汚れる場面が多い人には、ダイソーの充電式センサー付きLEDヘッドライト(550円)が向いています。本体の前に手をかざすだけで点灯・消灯できるので、炭や油で汚れた手でスイッチを触らずに済みます。
公式ページの仕様では、本体サイズは幅7cm×高さ4cm×奥行3.4cm、ヘッドバンドは幅2.7cmで、装着時の長さは最短24cmから最長41cmまで調整できます。一般点灯スイッチとモーションセンサー用スイッチの2種類があり、どちらもHigh→Low→点滅→消灯の順に切り替わります。充電はType-Cで、ケーブルは別売です。
キャンプでの活躍の場は、肉を焼いている最中に網の上を確認したいとき、バトニングや薪割りの最中に手元を照らしたいとき、夜釣りで仕掛けを結ぶときなどです。センサーモードを使えば、作業の合間に手をかざして消灯し、電池を節約することもできます。
注意点として、公式ページには「センサーは手以外にも反応する場合があります」と書かれています。焚き火の炎や、テント内で寝返りを打った腕に反応して点いてしまうこともありうるので、寝るときは一般点灯スイッチ側で消灯しておくほうが安心です。
110円のCOB型LEDヘッドライトは予備として持つ
キャンドゥのCOB型LEDヘッドライトは、価格が110円という手軽さが最大の魅力です。本体サイズは約6.5cm×4cmでライト部分が1.5cm、材質はポリスチレン・ABS・ナイロン、単4乾電池3本(別売)で動きます。
明るさの数値は公式ページにありませんが、乾電池式なので「充電を忘れても電池を入れれば使える」という強みがあります。メインのヘッドライトをダイソーの充電式にして、このライトを予備としてギアボックスに入れておけば、充電切れという最悪の事態を防げます。家族キャンプなら、子ども用に1人1本ずつ持たせても負担になりにくい価格です。
使う場面は、メインのライトが切れたときの予備、子どもの夜のトイレ用、防災袋の常備品といったところです。公式ページでも、台風や地震などの災害時の必需品として紹介されています。
デメリットは、明るさや点灯時間の公称値がなく、性能を数値で判断できないことです。夜の山道を歩くような、明るさが安全に直結する場面のメインライトには向きません。あくまで「予備」「子ども用」と位置づけて使うのがおすすめです。
ありがちなのが、充電式のヘッドライト1本だけを持って行き、夕食の準備から夜のトイレまで点けっぱなしにして、深夜に電池が切れるパターンです。原因は、200mAhクラスの小容量バッテリーで長時間使い続けたこと。対策は、ヘッドライトは「移動と作業のときだけ点ける」と決め、テーブルの上はランタンに任せること。さらに、乾電池式のヘッドライトかモバイルバッテリーを予備として持っておけば、充電切れでも慌てずに済みます。
100均のランタン・ライトでよくある失敗は?
ソーラーランタンをキャンプのメイン照明にしてしまう
100均の売り場で見かけるソーラーランタンを、キャンプのメイン照明として持っていくのはおすすめしません。ダイソーのソーラーランタン(2way)は330円で、公式ページに「ガーデン飾り用」と明記されている、庭に置くための製品だからです。
公式ページによると、日中に6〜8時間以上の日光で充電し、フル充電で約6〜8時間点灯する仕組みです。屋内照明では充電されず、曇りや雨が続くと点灯時間が短くなったり、点灯しなかったりすることがあると書かれています。内蔵されているのはニッケル水素の単4形充電池で、充電池の寿命は約1年とされています。
キャンプに持っていく場合は、日中にサイトでソーラーパネルを日に当てておき、夜にテント周りの目印やガイロープの位置を知らせる「足元の目印灯」として使うのが現実的です。ガイロープに足を引っかける事故を防ぐ目印としてなら、明るさが控えめでも十分役立ちます。
注意点は、天候と季節で性能が大きく変わることです。曇りの日や、木陰のサイト、冬の日照時間が短い時期は、夜まで灯りが持たない可能性があります。メインの照明は必ず電池式か充電式で用意し、ソーラーランタンは「おまけ」と考えてください。
見た目のかわいさでノスタのような雰囲気系ランタンだけを買い、夕食の準備を始めたら手元が暗くて包丁やナイフの作業ができなかった――という失敗もよくあります。原因は、25lmという明るさが「常夜灯クラス」だと知らずに、調理用のメイン照明として選んだこと。対策は、調理する場所にはブースター250ルーメン以上のCOBライトか、最大約160lmの調光機能付ランタンを用意すること。刃物を扱う手元が暗いのはケガのもとなので、明るさは数値で確認しておきましょう。
充電式ライトを夏の車内に置きっぱなしにする
意外と見落としがちなのが、充電式ライトの保管場所です。ダイソーの充電式COBライトやCOBヘッドライトはリチウムポリマーバッテリーを内蔵していて、高温の場所に放置すると発熱や劣化の原因になります。
製品評価技術基盤機構(NITE)の製品安全情報マガジンによると、2021年から2025年までの5年間で「リチウムイオン電池搭載製品」の事故は2140件あり、春から夏に増加して8月にピークを迎える傾向があるそうです。NITEは、暑い日の自動車内や直射日光の当たる場所に放置しないこと、充電は目の届くところで行い、外出時や就寝時の充電を避けることを呼びかけています。ダイソーの公式ページでも、充電式COBライトについて「高温・多湿・直射日光・車内等には長時間放置しない」と注意書きがあります。
キャンプでは、夏場にギアを車に積みっぱなしにしたり、日中のテント内に置いたままにしたりしがちです。充電式ライトはクーラーボックスの横の日陰に置く、使わないときはバッグの中にしまうなど、直射日光を避ける工夫をしてください。
また、充電に使うACアダプターやモバイルバッテリーは、製品の取扱説明に合ったものを使うのが基本です。異常な発熱や膨らみを感じたら、すぐに使用をやめて、自治体のルールに従って処分しましょう。
セリアの灯りを通販や電話で探そうとする
セリアでランタンやライトを探す場合は、店舗に足を運ぶのが前提です。セリア公式のよくある質問によると、電話・HP・アプリでの在庫確認は行っておらず、通信販売やカタログ販売もしていません。
ただし、どうしても欲しい商品がある場合は、店頭で商品名とバーコードNo(13桁)を伝えれば、1点からでも注文できると案内されています(メーカー在庫がない場合や取扱終了品は除く)。SNSやブログで見かけたセリアのランタンを探すなら、商品のバーコード番号を控えてから店舗で相談するのが近道です。
ダイソーとキャンドゥは公式通販ページで仕様を確認できるので、事前に調べてから買いに行けます。一方でセリアは公式に仕様が公開されていない商品が多いため、明るさや防水性能は店頭のパッケージで確認するしかありません。今回の比較表にセリアの製品を載せていないのは、公式に確認できる仕様がなかったためです。
注意点として、セリアは取り置きにも対応していません。人気の商品は入荷してもすぐ売り切れることがあるので、見つけたらその場で判断するのが基本です。
キャンプスタイル別にどう組み合わせる?
ソロキャンプは「ノスタ+COBライト+COBヘッドライト」
ソロキャンプなら、ダイソーのLEDランタン ノスタ(220円)、充電式COBライト(250ルーメン・330円)、COBヘッドライト(330円)の3点で、夜の灯りをひと通りカバーできます。テント内の常夜灯、テーブルの手元、移動用のヘッドライトと、役割がきれいに分かれるからです。
重さで見ると、COBライトが約30g、COBヘッドライトが約32gと、どちらも軽量です。ノスタは乾電池式で約8時間点灯できるので、テント内で寝る前まで点けておく灯りにぴったり。COBライトはランタンハンガーやテントのループにカラビナで吊るして、料理のときの手元灯として使います。
ソロのバイクキャンプや徒歩キャンプのように荷物を減らしたい場合は、ノスタを省いて、COBライトを弱いモードで常夜灯代わりにする手もあります。荷物の量とサイトの雰囲気、どちらを優先するかで組み合わせを調整してみてください。
注意点は、充電式が2つになるので、出発前にどちらも満充電にしておく必要があることです。USB Type-Cケーブルは別売なので、1本は必ずキャンプ道具に入れておきましょう。

キャンプの夜、テント周りを照らすランタン選びで迷っていませんか。ガスやオイルのランタンは雰囲気があるけれど、取り扱いが難しそう。そんな方にこそ知ってほしいのが、…
ファミリーキャンプは「調光ランタン+500ルーメンCOB+人数分のヘッドライト」
ファミリーキャンプでは、テーブルを囲む人数が増えるぶん、メイン照明の明るさと、子どもを含めた人数分の灯りが必要になります。組み合わせとしては、調光機能付ランタン(550円)をテーブルのメイン照明に、充電式COBライト(500ルーメン・550円)を調理場に、ヘッドライトを人数分、という構成がおすすめです。
調光機能付ランタンは最大約160lmで、ダイヤルで明るさを変えられるので、食事中は明るく、子どもが寝たあとは暗めにと使い分けができます。調理場は、弱でも210ルーメンある500ルーメンモデルを使えば、包丁やナイフを扱う手元をしっかり照らせます。
ヘッドライトは、大人はダイソーのCOBヘッドライトかセンサー付きLEDヘッドライト、子どもはキャンドゥのCOB型LEDヘッドライト(110円)という分け方ができます。子どもが夜中にトイレに行くとき、自分のライトがあると安心してくれます。
注意点として、調光機能付ランタンは最大発光時の連続点灯時間が2時間なので、予備の単3乾電池が必須です。また、100均の灯りだけでファミリーのサイト全体を照らすのは難しいので、メイン照明にブランドのLEDランタンを1台加えるのも現実的な選択です。

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防災と兼用するなら「乾電池式を中心」にそろえる
キャンプ用の灯りを防災用品としても活用したいなら、乾電池式を中心にそろえるのがおすすめです。停電が長引いたとき、充電式は充電する手段がなくなると使えなくなりますが、乾電池式は電池さえ備蓄しておけば点け続けられるからです。
候補になるのは、SOS点滅機能のあるダイソーのマルチランタンS(330円)、引き出すだけで点くキャンドゥの6LEDランタンライト(330円)、単3型電池1本で動くキャンドゥの2WAY LED懐中電灯ミニ(110円)などです。とくに2WAY LED懐中電灯ミニは、単3電池1本という手軽さで、懐中電灯とランタンを切り替えられるので、家族それぞれの防災袋に入れておきやすい製品です。
キャンプで日常的に使っておくと、使い方に慣れているので、いざというときに迷わず点けられます。「普段使いながら備える」という考え方は、防災の面でも理にかなっています。
注意点は、乾電池を入れっぱなしで長期保管すると液漏れの原因になることです。ダイソーのLEDランタン ラウンドの公式ページにも「長期間使用しない場合は電池を外す」と書かれています。防災袋に入れる場合は、電池を抜いて別の袋に入れておき、半年に1回くらいは点灯確認をしましょう。
ソロ:ノスタ(常夜灯)+充電式COBライト250ルーメン(手元)+COBヘッドライト(移動)
ファミリー:調光機能付ランタン(テーブル)+充電式COBライト500ルーメン(調理場)+人数分のヘッドライト
防災兼用:マルチランタンS+6LEDランタンライト+2WAY LED懐中電灯ミニ(乾電池式中心)
ランタンの吊るし方まで考えると100均ライトが化ける
100均のランタンやライトは、置き方・吊るし方を工夫するだけで使い勝手が大きく変わります。同じ明るさでも、高い位置に吊るせば広い範囲を照らせますし、テーブルに直置きすると光が届く範囲は狭くなります。
ダイソーの充電式COBライトは、カラビナでランタンハンガーやタープのポールに吊るせるうえ、マグネットで金属製のポールやテーブルの脚に貼り付けることもできます。ノスタやキャンドゥの6LEDランタンライトはフックが付いているので、テントの天井ループやランタンスタンドに吊るすと、テーブル全体に光が広がります。
ランタンスタンドもダイソーで手に入るので、灯りと一緒にそろえると、100均だけでも見栄えのするサイトが作れます。ソロキャンプなら、テーブルの横にスタンドを立てて、ノスタとCOBライトを高さを変えて吊るすと、雰囲気と実用性のバランスがとれます。
注意点として、ランタンスタンドやハンガーに吊るす場合は、重さとバランスに気をつけてください。風の強い日はスタンドが倒れて、ランタンが落下することがあります。COBライトのように軽いものでも、焚き火の近くに吊るすと熱で樹脂が傷む可能性があるので、火から離れた場所を選びましょう。

「ランタンスタンドが欲しいけど、いきなり数千円のものを買うのは気が引ける」「ダイソーで売ってるって聞いたけど、安かろう悪かろうじゃないの?」——焚き火を囲んでい…
まとめ:100均ランタン・ライトは役割分担で選べば夜が回る
最初の一歩としては、ダイソーで充電式COBライト(250ルーメン・330円)を1本手に入れて、家の中で明るさとモードの切り替えを試してみるのがおすすめです。その明るさを基準にすれば、次に買い足すランタンやヘッドライトをどのくらいの明るさにすべきか、自然と見えてきます。
※価格・仕様・取り扱い状況は変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。


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